私がリタイヤした理由
ある日の勤務での出来事
今から6年程前の私の経験談です。
その日の午前中は特にいつもと変わらずに業務をまわすことができました。昼休憩が終わり午後のおやつ介助の準備をし、居室を回りながら利用者に声をかけ
離床介助をしデイルームに案内しおやつを提供しました。
おやつ提供後しばらくして利用者をベッドへ案内し臥床介助をしたその時、
突然胸が締め付けられるように痛くなりました。
でも特に驚きはしませんでした。この手の痛みは何年も前から時々(1~2か月に1度位)はあり、対処法はわかっていました。
飲み物を飲んで、胸を「とんとん」と軽くたたけば「げふっ」とげっぷが出てしばらくするとだいたい自然に治まっていきました。
今回もそんなことだろうと介護室へ行きお茶を飲んで胸をとんとん。
「これでしばらくして治まるだろう」と独り言のように心につぶやきながら業務を再開しました。
胸がまだ痛い。(いつもならそろそろ治まってもいいころなのに・・・)
とんとんとん。無意識に胸を叩いていました。
「大丈夫ですか?」職員が声をかけてくれ、「大丈夫だよ。ちょっとお茶飲んでくる」と言って再びお茶を飲んでみました。
しばらくしても痛みが治まりません。いつもの痛みと違ってはいましたが、以前ならそのまま勤務を続けていましたが
この時は
「帰りたい」
と心の中で強く思っていました。
副主任に事情を説明しそ早退させてもらいました。
家路に着くまでの電車の中でも痛みは続いていましたが、
明らかに自分の精神力が弱っていることを確信しました。
「確信した」というのは、元々自分は精神的に弱い人間なので少しの事でも気にしたりする「気にしぃ」の性格です。
しかし今回はふんばることができずに早退してしまいました。
この事が自分にとって「確信」となっていました。
とりあえず近くの内科を受診
「胸の痛み」という事で医師もまずは心臓の疾患を疑い、とりあえず色々と検査をし高血圧と狭心症
に効く薬を処方してもらい様子をみることにしました。
ついでというと語弊があるかもしれませんが、以前からある腰痛に関しても整形外科を受診しモーラステープ(湿布)を処方してもらいました。
しかし、ここから約5か月弱にわたるリタイヤ生活が始まるのでした。
自分でも予想していない事態にどうしたらよいのか全くわかりませんでした。ただ一つわかっていたことは
「仕事に行きたくない」
という事でした。
この続きはリタイヤ生活Part②へどうぞ。
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