排泄介助(物品編)
今回も※新人職員さんや介護の仕事に初めて就いた方、これから実習に行かれる学生さん等に向けての実践的なテクニック等をご紹介します。
※本文中では「新人職員さん」で統一させていただきます。
指導的立場の方も指導の際の参考にしていただけたら幸いです。
基本的な介護技術や知識等については教科書や施設にあるマニュアル等でご自分で勉強してください。
ここでは現場ですぐに使えるテクニック等をご紹介します。
介護に関する考え方や価値観は様々だと思います。
私の個人的な観点も含まれますので、賛否両論はあるかと思いますがよろしければご参考になさっていただけると幸いです。
「排泄介助苦手です~」
はい。そうですね。
新人職員さんは「排泄介助が苦手」な方が多いですね。
「とにかく時間がかかってしまうんです!」
うん。うん。よくわかります。
そなんですよね。新人職員さんは「とにかく時間がかかってしまう」のですよね。
先輩職員さんは同じようなシチュエーションでも「てきぱき」と「スムーズ」に「あっという間」に、
しかも、「丁寧にキレイに」←これ大事です。(これについては別の記事でご紹介します)
ケアを進めていきますよね。
では、どこが違うのでしょうか?
それは、
「場数(ばかず)の差」=「経験値の差」です。
これはどうしようもありません。
以前の記事(「どんどん失敗しようぜ!」)で
介護の現場に「魔法の杖」はありませんとお伝えしました通り、コツコツやるしかないのですが、
「でも、早く上手に排泄介助ができるようになりたいです!」
ですよね~。
では、ちょっとしたテクニックをご紹介します。
使用する物品の特徴を知る
介護の現場では様々な物品を使用しますね。(名前を覚えるだけでも大変ですよね)
排泄介助で使用する物品といえば、「尿取りパッド」、「リハビリパンツ」、「紙おむつ」、等
排泄介助に使用する物品は「紙」でできているものが多いです。
(他にもたくさんありますが、とりあえずこの辺で)
「紙」といってもそんなにすぐに破れてしまうような物ではありませんが、
「ある一定の方向」や「ちょっと横着して引っ張る」と
意外と簡単に破けてしまいます。
新人職員さんにとってはプチパニックに陥ります。
私も新人職員のころに何度か経験したことがあります。
例えば、
おむつ交換の際に少しパットがずれてしまったので、ご利用者さんを側臥位(横向き)にせず、
「横着して」引っ張たら「ビリっ!」と破れてしまい中のポリマー(尿を吸収するもの)が散乱し大変なことになってしましました。
もう一つは、
慌ててしまってリハビリパンツのサイドを持って「グイっと」上げたら、またまた「ビリっ!」と破けてしまいました。
だいたいのリハビリパンツは、サイドが破りやすいような構造になっていますが、それを知らなかったのが原因です。
ただでさえ「やる事なす事遅い新人職員」にとって、これは「致命的なミス」ですよね。
上記の失敗は両方とも「使用する物品の特徴」を把握していなかったために起こってしまいました。
しかも、破れてしまったパットを再度交換するためにご利用者さんにご迷惑をかけたり、
汚れてもいないのに新しい物に交換しなければいけないのでコストもかかってしまう。
まとめ
排泄介助の技術に関しては日々の実践で磨いていくしかありませんが、「使用する物品の特徴を知る」ことで、
余分なミスを減らすことができます。
新人職員の時期はとにかく「基本的なケア」を身に着ける事が大切です。
今は遅くても大丈夫です。
必ず出来るようになりますよ。
今回はここまでです。
ここまで読んで頂いてありがとうございました。
次回もお楽しみに!
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