排泄介助 [ベッド上編]
今回も※新人職員さんや介護の仕事に初めて就いた方、これから実習に行かれる学生さん等に向けての実践的なテクニック等をご紹介します。
※本文中では「新人職員さん」で統一させていただきます。
指導的立場の方も指導の際の参考にしていただけたら幸いです。
基本的な介護技術や知識等については教科書や施設にあるマニュアル等でご自分で勉強してください。
ここでは現場ですぐに使えるテクニック等をご紹介します。
介護に関する考え方や価値観は様々だと思います。
私の個人的な観点も含まれますので、賛否両論はあるかと思いますがよろしければご参考になさっていただけると幸いです。
排泄介助をしている最中ご利用者さんのどこを見ていますか?
「またまた、よく分からない事言いますね~」
「どこ見てるって、そりゃ下半身ですよ」
正解です。
が、
それだけでは足りません。
食事介助編の記事で、新人職員さんは「集中し過ぎてしまう」とお伝えしました。
排泄介助でも同様のことがよく起こります。
自分の手元ばかりを見て、
「ご利用者さんの表情を全く見ていない」
心当たりのある新人職員さんはいませんか?
(は~い✋私(も~り~)はそうでした)
ご利用者さんは必死に耐えてくれています
「ズボンを下ろしますね」
「パット交換しますね」
「横向きますね」
と、声かけはしっかりできているのですが、ご利用者さんの表情を全く見ずに「単に声だけ出してる。」
どうでしょう?思い当たりますか?
(「声かけ編」←に関してはこちらをどうぞ。)
ご利用者さんにとって、排泄介助はプライベートな部分を他人に見られるという我々では想像もできないくらい、
辛い、恥ずかしい、嫌な、見られたくない・・・
(言葉では言い表すことができません)
そんな思いをしても必死に耐えて、我々の介助を受けてくださっているのです。
それくらいの思いであることを介護職員としては頭に叩き込んでおかなければなりません。
もしかしたら、介助中に職員と顔を合わせるのが嫌かもしれません。
でも、時々はご利用者さんの表情を見てください。
まとめ
新人職員さんは不慣れです。下手くそです。時間がかかります。
でも、今は仕方がありません。
私の個人的な思いは、
排泄介助は出来るだけ辛い時間を少なくするためスムーズに介助してあげたいと思っています。
今はご利用者さんにご迷惑おかけしますが、「勉強させていただく」という気持ちでのぞんでください。
排泄介助しながら、声をかけながら、ご利用者さんの表情も見ながら、スムーズにと様々なことを、
行わなければいけないので、そう簡単にできるようにはなりません。
でも、必ずできるようになります。
今回はここまでです。
ここまで読んで頂いてありがとうございました。
次回もお楽しみに!
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