どんどん失敗しようぜ!
今回も※新人職員さんや介護の仕事に初めて就いた方、これから実習に行かれる学生さん等に向けての実践的なテクニック等をご紹介します。
※本文中では「新人職員さん」で統一させていただきます。
指導的立場の方も指導の際の参考にしていただけたら幸いです。
基本的な介護技術や知識等については教科書や施設にあるマニュアル等でご自分で勉強してください。
ここでは現場ですぐに使えるテクニック等をご紹介します。
介護に関する考え方や価値観は様々だと思います。
私の個人的な観点も含まれますので、賛否両論はあるかと思いますがよろしければご参考になさっていただけると幸いです。
失敗したことは覚えている
新人職員のみなさん調子はどうですか?
介護の現場は思った以上にしんどいですか?
それとも、まぁ予想通りですか?
どちらにせよこれから貴重な経験がたくさん待っていますのでお楽しみに!
さて、今回のテーマは「どんどん失敗しようぜ!」です。
もうすでに何人かの新人職員さんからの悲痛な叫びが聞こえてきましたね。
「毎日失敗ばっかりです!」
「全然上手く移乗介助ができません!」
「ご利用者さんの顔と名前が覚えれません!」
「業務が覚えれません!」
うん、うんよくわかります。
私も新人職員のころは同じでした。
(私の失敗談はこちらをどうぞ「業務優先が招いた大失敗」)
誰しも「失敗」はしたくないですよね。
でも、実はこの「失敗」というのはとても大切な出来事なのです。
労せずして「上手くいったこと」は大体次も上手くいきます。
(油断すると失敗しますが・・・)
でも「失敗したこと」は次に同じシチュエーションに遭遇した時に「あっ!この前ここで失敗したな」と覚えています。
(時には気づかずに同じ失敗をしたこともありますが・・・)
でも、「自分の出来ていない所を知る」
これが大事です。
どんどん失敗しましょう!
施設によって職員指導の方法は様々だと思いますが、新人職員さんには指導職員さんがついていると思います。
いつかは「独り立ち」をするわけですが、
もし今指導職員さんがついている期間であれば、
「どんどん失敗しようぜ!キャンペーン!」
と私は思います。
今ならもれなく指導職員さんがフォローしてくれます。
この間にたくさん失敗をして「自分の苦手なケアや業務を知る」という作業をしてください。
そしたら、それについて「お勉強」してください。
最初は上手くいかないかもしれませんが、1回目よりは確実に向上しているはずです。
なぜなら「失敗したことを意識して」いるからです。
こうすることで段々と上手くできるようになります。
もう一度いいます。
「段々と」
です。
介護の現場に「魔法の杖は」ありません。
いきなり業務ができるようになるとか、食事介助が急に上手くなるとか、
そんなことは決してありません。
だからコツコツやるしかないのですが、必ず出来るようになります。
今は、
「ちゃんと業務が覚えられるかな?」
「時間内に業務が終われるようになるのかな?」
「基本的な介護技術や知識が覚えられない!」
と不安いっぱいでしょうが、今指導してくれている指導職員さんも同じ道を通ってきたのです。
まとめ
「トライアル・アンド・エラー」という言葉があります。(ちなみに「トライ・アンド・エラー」は間違いだそうです)
意味は「新しい問題に当面した場合、思いつく方法を次々に試みて失敗を重ねていくうちに、解決するに至る行動様式。
偶然成功した動作は以後繰り返し行われ、失敗した動作は行われないようになり、心理学では学習様式の一つとされている。試行錯誤」
(出典:精選版 日本国語大辞典)
最初から何でもできる「スーパーマン」なんていません。
「誰でも最初は一年生~!」(どっかできいたことあるような)
失敗を恐れずにどんどん挑戦してください。
そして、指導職員さんが
「私も新人職員の頃はチャレンジャーだったのになぁ~」
「よ~し!私も新人職員の頃を思い出してがんばるぞ~!」
と思える位になると、新人職員さんも指導職員さんもお互い良い刺激になるのではないでしょうか?
今日はここまでです。
ここまで読んで頂いてありがとうございました。
次回もお楽しみに!
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