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業務優先が招いた大失敗談 「シーツ交換編」

業務優先が招いた大失敗談 「シーツ交換編」

シーツ交換での失敗談というと・・・

・シーツ交換後にご利用者から「ベッドの上の物が元の状態になってない」とご指摘があったり。

・各種センサー類(徘徊センサーや離床センサー等)が正しく設置されていかったり。

・ベッドのキャスターのロックが外れている。

等々が思い当たりますが、私があえて「大失敗談」と書いたのは

シーツ交換で利用者の体調を崩してしまい入院してしまった」という事なのです。

「シーツ交換でどうやって利用者の体調がくずれるの?」

と思われるかもしれませんが、正確に言うと、体調が悪かった利用者の状態が悪化してしまったという事です。

この頃の私(経験年数は5〜6年位だったと思います)は「とにかくスムーズに業務をこなす亅

と言うと聞こえはいいですが、いわゆる「スピード重視の業務優先職員亅でした。

業務を時間内に終わらせる、他の職員より早く業務をこなす事が「できる職員」だと思っていました。

ある日の勤務の話

この日は午前中シーツ交換の日でした。

いつものようにシーツ交換をスピード重視でテキパキとこなしていました。

シーツ交換の際は予めご利用者には起きていていただいていました。

もちろん長時間の離床が困難な方や体調の悪い方はシーツ交換の直前までベッドで横になっていてもらいます。

シーツを交換しながら順番に居室を周っていきます。

そして、この後大失敗を犯してしまうのです。

いつもなら、このご利用者には起きていただいているのですが、この日は体調が悪く横になっていました。

業務前の情報収集でこの方の状態については把握してはいました。

意識はしっかりしており、会話もいつも通りでした。

シーツ交換したら直ぐに寝てもらえば大丈夫だろう」と思い起きて廊下で待って頂きました。

シーツ交換を終えご利用者をベッドへ案内しようと廊下に出た際その方が嘔吐されていました。

直ぐに看護職員に連絡し対応してもらいましたが、結果的に入院されてしまいました。

この時私は「あぁ。なんでもっと利用者の事を考えてあげれなかったんだろう」と凄く後悔しました。

これはまさに「業務優先」のスタイルが招いた大失敗です。

シーツ交換も大切な業務ですが、「ご利用者の体調を崩してまで、その時にやらなければいかなかった業務ではない」と、この時勉強させてもらいました。

介護
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