職員指導でお悩みの方へ
現在指導的立場の職員さんへ。
今回は「職員指導のテクニック」をご紹介します。
職員指導はエネルギーを必要とします。
どこかで「また直ぐに辞めてしまうのではないか?」という思いが頭の中に湧いてきます。
それでは指導者も指導を受ける職員もどちらにも良いことはありません。
職員指導は指導者のスキルアップのチャンスと思ってください。
最初はしんどいかもしれませんが、この記事を読めば徐々に指導の楽しさを実感できると思います。
介護業界は人手不足なのは皆さんご存じの事だと思います。
離職率も他の産業に比べると高い水準になっています。
離職の理由も様々です。
詳しくはこちら→厚生労働省市場分析レポート「介護労働者の雇用管理の状況について」
せっかく指導したのに数か月で辞めてしまう職員を私も何人もみてきました。
そのたびに自分の指導の方法が間違っていたのか自問し、次につなげるようにしてきました。
このような状況が続くと指導者もモチベーションが下がってしまうと思います。
しかし、この記事を読めば指導が楽しくなります。
ここでは現場ですぐに使えるテクニック等をご紹介します。
介護に関する考え方や価値観は様々だと思います。
私の個人的な観点も含まれますので、賛否両論はあるかと思いますがよろしければご参考になさっていただけると幸いです。
結論。「自分の事は棚に上げよう!」
あまりいい意味には聞こえませんが、要は
「自信を持って思いっきり言い切ってしまおう!」
ということです。
実はこんな自信満々なことを言っているくせに私は、
「他人の評価を気にする」
「THE承認欲求大好き人間」
でした。(一応過去形です)
自分のやり方、考え方、発言、全てにおいて
「どう思われてるんだろう」
そして、
「さすが守屋さん!」「やっぱりベテランさんだね~」等
他の職員さんから良く思われることが何よりのエネルギー(大好物)でした。
反面少しでも批判的な意見をもらうと
「この世の終わり!」
のように落ち込みました。
このように、自分の心が良い方、悪い方と振り子のようにブンブンと振られていると、非常に疲れます。
そこで、
「自分の事は棚に上げよう!」
です。
それでいいんです。
具体的にどうすればいいのか?
そうは言っても、そう簡単に「自信」なんてつきませんよね。
では具体的に何をすればいいのか?
まずは、「お勉強」です。
介護の資格等を何も持ってみえない職員さんもみえると思いますが、そういう方々はおそらく現在「お勉強」されていると思います。
逆に介護に関して何かしらの資格をすでにお持ちの職員さんは、
「もう勉強したくないですよ~」
と思っているかもしれません。
(少なくとも介護福祉士を取得した後の私はそうでした)
要するに「試験の為のお勉強」でしかなかった訳です。
職員指導のために介護福祉士試験の全ての科目を再度勉強し直す必要はありません。
みなさんそれぞれ得意なケア、不得意なケアがあるかと思います。
まずは、いまいち自分にとって自信がないな思っているケアに関して「お勉強」を始めてみましょう。
目指すゴールは、
「他の人に説明ができる位まで」
です。詳しくはこちらをどうぞ→「介護職員の指導に関して[Part①] [介護職員の指導に関してPart②]
人間ですから時には間違った事を言ってしまうかもしれません。
それでもいいんです。
間違ったっことを伝えてしまったら正直に、
「ごめんね。この前言った事もう一度勉強し直したら違ってた。」
と言いましょう。
それであなたの評価が下がることはありません。
むしろ「先輩も勉強してるんだなぁ。私も勉強しよう!」
と、後輩職員が思ってくれるかもしれません。
まとめ
介護業界ではあっという間に指導者としてのポジションをお願いされる場面が多いと思います。
指導者自身もまだ発展途上の段階で、
「じゃあ明日から指導者としてよろしくね」
なんて言われるかもしれません。
そういう時のためにも「常に準備をしておく」ことが大切です。
そして「間違ってもいいんだ」という気持ちで職員指導に臨んでください。
いきなりは上手くいかないと思います。
これは「トレーニング」です。
やったらやった分だけ自分にかえってきます。
失敗も成功もどちらも自分にとってのスキルアップの材料になります。
職員指導にどんどんチャレンジしてくださいね。
もし、何かお悩みがありましたら私「介護心理カウンセラー」にご相談してください。
今回はここまでです。
ここまで読んで頂いてありがとうございました。
次回もお楽しみに!
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